妖しく


ずっと、ずっと抱きしめて
あなた、あなたを思っていたい
確かに指先に残る温もりを感じている

熱く強く重なる鼓動とこの肌
囁く耳の奥まで優しく触れる
声が遠く響いて聞こえてくるのに
あなたの姿はどこにも見えないのはどうして?

寂しく空をなぞる仕草をしてみれば
あなたの後姿が思い出される

遠く、遠く見渡せば
近く、近くに閉じこめた
思いが指先に残る余韻を感じている

冷えるベッドの残り香がなんか悲しい
暖かさ求めて両手を伸ばしてみても
孤独が私の周りを覆いつくして
あなたの姿を隠してしまうのはどうして?

寂しく星を数える仕草をしてみれば
あなたの見えない横顔が隣にいる

一人、一人探しては
あなた、あなたの面影を
探して孤独から逃れあなたの肌を欲している

ずっと、ずっと抱きしめて
あなた、あなたを思っていたい
確かに指先に残る温もりを感じている

ずっと、ずっと囁いて
あなた、あなたを思い続け
確かに指先に残る思い出を感じている
あなたの温もり欲している





TOPへ戻る inserted by FC2 system